ストロングスタイルプロレス(SSPW)を率いる初代タイガーマスク(68=佐山サトル)の「デビュー45周年記念特別イベント」(28日、東京・後楽園ホール)で、4大レジェンドそろい踏みの「史上初最強トークショー」が開催された。

 1980年代の新日本プロレス黄金時代をけん引した初代虎、藤波辰爾(72)、藤原喜明(77)、前田日明氏(68)がリング上で豪華な座談会。4人は故アントニオ猪木さんの弟子で、一番弟子の藤波は初代虎について「ダイナマイト・キッドとのタイガーマスクのデビュー戦(1981年4月、蔵前)は衝撃だった。いまだに脳裏に残っている」と振り返る。

 さらに〝四次元殺法〟で日本中を驚かせたが「僕はドラゴンロケットをやったくらい。僕のジュニアヘビー級はどこか行ってしまいましたね。早くヘビー級転向すればよかった」と言って、ジュニアの先駆者は観衆の笑いを誘った。初代タイガーが無類のゴルフ好きだったことも明かし、ゴルフの才能も「まあ、(ボールが)飛ぶ飛ぶ。プロ顔負けだった。(ドライバーで)300ヤードくらい飛ばした」とズバ抜けていたという。

 藤原組長も「こんなに(体が)小さいと、プロレスラーになっても苦労するなと思ったら、俺の方が苦労した」と苦笑いしながら「佐山が走ると、カンガルーみたいにぴょんぴょん跳ぶんだ。天性のものだな」と運動能力の高さを示す。続けてSSPW参戦する意志を問われると「俺、喜寿だよ。このリングで死んでやる」と言って、堂々と次回の5月27日後楽園大会参戦も示唆した。

 前田氏は「入門の2か月前に道場で会って、自分より小さいのにゴリラみたいな体だった。乱取りでも全然首が動かなかった。自分と2年の差しかないのにビックリした。話してみると、すごいいい人だった」と初対面の思い出を語ると、初代タイガーが腕伏せの体勢からポンと手を叩いて立ち上がった驚異過ぎる運動能力も公開した。道場で何の練習もなく、ムーンサルトプレスを軽々とこなしたという。

 初代タイガー自身も「高校1年で背筋300キロ、垂直跳び88センチだった」と、スーパー高校生だったことを告白。その上で今後のプロレス界に関して「できたら昔の時代に戻したい。それには藤原さん、前田君のようなストロングスタイルができる人に若手を指導してほしい。プロレスの再建から全力を尽くしていきたい」と、次なる50周年への意欲を述べた。

 パーキンソン病とメニエール病で闘病生活を続けているが、プロレスへのあくなき情熱を見せつけ、1350人超満員札止めの観衆を喜ばせた。