ヘンリー王子がウクライナの首都キーウをサプライズ訪問して、ロシアのプーチン大統領に対して「命が失われ続けて利益を得る国はない」と戦争の終結を訴えた。この発言に対してトランプ米大統領が反論した。英紙ミラーが23日、報じた。
ヘンリー王子は23日朝、ポーランドからの夜行列車でキーウ駅に到着。プラットフォームで人々と挨拶を交わし、抱擁を交わした。戦禍に苦しむウクライナへの訪問は今回で3度目となる。
王子は現在開催中のキエフ安全保障フォーラムで演説し、プーチン大統領に「私たちが目の当たりにしている命の喪失が続くことで利益を得る国はありません。まだ間に合う。今こそ、この戦争を止め、ウクライナ人とロシア人の双方にこれ以上の苦しみを与えないようにし、別の道を選ぶ時だ」と戦争の終結を訴えた。
彼はまた「米国の指導力」について言及したが、トランプ氏の名前は挙げず「米国が国際条約上の義務を履行できることを示すべき時だ」と述べた。
この発言を受けたトランプ氏は記者団に対して「彼は元気かい? 奥さんは? よろしく伝えてくれ」と答えた。さらには「詳しいことは分からない。分かりません。ただ一つ確かなのは、ヘンリー王子は英国を代表して発言しているわけではないということです。むしろ、私がヘンリー王子よりも英国を代表して発言していると思います。それは間違いありません。とはいえ、彼の助言には感謝します」と語り、やんわりと王子の発言を批判した。
ヘンリー王子のウクライナへのサプライズ訪問は、オーストラリア訪問を終えた数日後のことだった。ヘンリー王子はウクライナへの訪問の途中で英国に立ち寄ったが、乗り継ぎのためだけで、空港の制限区域内には出なかった。今回の訪問は、父であるチャールズ国王がドナルド・トランプ氏との会談のため、米国への公式訪問を開始するわずか4日前のことだった。












