広島は12日のDeNA戦(横浜)に5―6で惜敗。新井貴浩監督(49)は7回途中まで65球と余力を残していた先発・床田が1点差に迫られ、なおも二死二塁となったところで降板させたが、2番手の森浦が2者連続で痛打された。
結果的に継投策が裏目に出て一挙4失点。鯉将は「(床田は)変化球全般が序盤から高かった。何かあったらすぐブルペンにも準備するよう言っていた」と振り返ったが、この場面が勝負の分かれ目となり、雨天中止を挟んで3連敗となった。
他球団との対戦が1巡して5勝7敗の借金2。敗れた試合では7回以降に4度ひっくり返されているだけに、救援陣の再整備は不可欠となっている。ただ、攻撃陣のさらなる奮起も不可欠だ。
3試合が中止となっているものの総得点「36」、チーム打率2割2厘はいずれもリーグ最低。何よりも12試合を終え、相手の先発投手を5回終了までに一度も引きずり下ろせていない現実が重くのしかかる。
この日は4回に相手の失策に乗じて4安打を集めて3得点。序盤で4点をリードしたが、5回までに3得点以上を記録したのはわずか3試合しかない。
先発投手陣はリーグ屈指の安定感を誇るが、球団関係者も「もう少し打線が早めに点をとっていかないと、この先はもっと厳しくなる。夏場に進むにつれ、先発だって疲れが出る。その頃までに攻撃陣が何とか状態を上げないと、先発は『1点もやれない』とより窮屈に投げないといけないことになる」と危惧する。
当然、そうした懸念は首脳陣の念頭にもある。この日は今季初めてクリーンアップのテコ入れに着手。開幕から4番に据えていた期待の若手・佐々木を7番に下げ、好調のモンテロを4番に抜てきした。モンテロはいずれも得点につながる2安打と気を吐いたが、打線全体に波及するまでには至らなかった。
野手陣のエンジンが早めにかからなければ、長丁場のシーズンを戦い抜く見通しはますます厳しいものになりそうだ。












