阪神は10日の中日戦(甲子園)に5―3で逆転勝利。値千金の一打を放ったのは、代打で出場した前川右京外野手(22)だった。
1点差となった9回二死一、三塁で中日の守護神・松山から右翼線を破る適時二塁打。さらに相手の失策も絡んで逆転に成功した。塁上では大きなガッツポーズも2回飛び出し、「今年の初安打がこのような形で貢献できて、めっちゃうれしかったです」と笑顔。「本当に今年初めての安打だったので、お父さんとおばあちゃんも来ていたので、本当にいいヒットを見せられたと思う」と喜びをかみしめた。
開幕は二軍スタートだったが、腐ることはなかった。「いろんな先輩方から、めげずにしっかりこつこつ頑張れと言ってもらって、しっかり丁寧に自分のやるべきことをやってきてよかったなと思います」。一軍定着に向けては「まだ安打1本なので、これからこつこつ積み重ねていけるように頑張ります」と表情を引き締めた。
藤川球児監督(45)も雄たけびを上げながら喜びを爆発させた若虎の一打。試合後は「僅差でゲームを置きながら、チャンスを待つという形で。みんなが連動してくれたと思いますね」と目を細めた。
また、主力だけでなく若虎の躍動も光るチームの現状についても「キッカケの時期ですからね。選手たちを乗せていかないといけませんし。乗り遅れないように、乗りたいという選手もたくさんいる」と説明。「打席に向かったり代走に行く気持ち。先発、リリーフ、ポジショニングもそうですし、いろんなことが連動してくれている」と総力戦でつかんだ逆転勝利を評価していた。












