ソフトバンクは3日のロッテ戦(ZOZOマリン)に2―3の逆転サヨナラ負けを喫した。2点リードの9回からマウンドに上がった守護神・杉山一樹がまさかの3失点。チームは前夜の楽天戦(楽天モバイル最強パーク宮城)に続く今季初の連敗となった。

 試合後、小久保裕紀監督(54)は「歴代のセーブ王でも無敗はあり得ない」と、今や鷹の絶対守護神に君臨する杉山の心中をおもんぱかった。前夜は絶対的セットアッパーの松本裕樹が楽天打線に攻略されての惜敗。結果的に重苦しい連敗となってしまった。

 プレーボールから最後の決着まで野球ファンにとっては、見ごたえ十分の好ゲームだった。試合は終盤まで両軍先発の熱い投手戦が続いた。ソフトバンク・上沢直之が8回無失点、ロッテの新人左腕・毛利海大が7回2失点。毛利は7回に栗原の2ランに屈したが、5回無失点でプロ初白星をマークした開幕戦に続く2戦連続の好投だった。

 試合後、小久保監督は「あの先発ピッチャーね、大濠高校でしょ。開幕投手を務めて1週間後にこのピッチング。いいピッチャーですね」と舌を巻いた。鷹のお膝元にある福岡大学付属大濠高校出身の毛利。甲子園出場経験もあり、地元でも名の通った左腕だった。開幕戦勝利がまぐれではなく実力であることを証明するかのような91球。鷹の将も見事なパフォーマンスに拍手を送った。

 引き締まった投手戦で、野手も好プレーを連発。「(周東)佑京の後ろ、近藤の背走、牧原もね。ピッチャーが頑張っていると野手もそういうプレーが出る」と、手痛い敗戦の中でもキラリと光るプレーに焦点を当てることを忘れなかった。