フィギュアスケート世界選手権(チェコ・プラハ)女子で現役最後の舞台を金メダルで飾った坂本花織(25=シスメックス)を巡ってロシアで噴出する批判に、ペアで五輪3連覇や世界選手権10連覇など史上最強の女王として君臨したイリーナ・ロドニナ氏が猛反論を展開した。
坂本は今季世界最高となる合計238・28点をマークし、2年ぶり4度目の優勝。見事に有終の美を飾った。
世界から称賛が相次ぐ一方で、2002年ソルトレークシティ五輪アイスダンス銀メダリストのイリヤ・アベルブフ氏を始めとして〝ロシア勢不在のおかげ〟で坂本が優勝できたとの論調も多い。
そうした中、レジェンドのロドニナ氏がそうした主張を一刀両断した。
いずれもロシア勢が不在だったミラノ・コルティナ五輪でのアリサ・リュウ、世界選手権での坂本の優勝について「ソブスポーツ」で見解を示した。
「坂本選手とリュウ選手の勝利は、ロシア選手がいなければ意味を失ってしまうのでしょうか? ロシアの選手が出場していないのは、彼女たちのせいではありません。そんな屁理屈をこねても意味がない」とズバリ。勝負の世界で〝たられば〟は禁句だけに、ロシア勢の不在を主張する議論は無意味と断じた。
しかも国際大会から排除されている理由はロシアのウクライナ侵攻にあるだけに、なおさら他国の選手が評価をおとしめられる理由にはならないというわけだ。
「それに、ロシアのフィギュアスケーターはリュウ選手から学ぶべきことがたくさんあります」とロドニナ氏は現在のロシア選手たちに他国のトップスケーターを見習うようたしなめた。
一時代を築いた女王だからこそ、伝統国ロシアで賛否両論が続いているのかもしれない。












