ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリー(19日=日本時間20日、ミラノ・アイススケートアリーナ)で、ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(25=シスメックス)が147・67点、224・90点で銀メダルを獲得した。ロシアフィギュアスケート界の〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏は、坂本の演技についてまさかの酷評を展開した。
今季限りで引退を表明している坂本にとって最後となる五輪の舞台で、堂々としたパフォーマンスを披露。演技後半の3回転フリップこそ単発となったものの、すぐさま3連続ジャンプで立て直すなど対応力を見せ、持ち前の伸びやかなスケーティングで完成度の高さを見せた。
結果は金メダルのアリサ・リュウ(米国)と僅差の銀メダル。世界中のファンが万感の演技に拍手喝采した。
そうした中で、ロシアメディア「スポーツエクスプレス」は、女子SPの結果を受けてプルシェンコ氏の解説を報じた。皇帝は「坂本はフリースケーティングでも期待外れだった」とまさかの厳しいジャッジを下す。
その理由をこう説明する。「最初のダブルアクセルが失敗し、自信を失ってしまった。ピクピクと震えが止まらなくなり、コンビネーションジャンプでは勢いを失ってしまった。控えめに言っても、ジャンプの技術は期待外れだった」とバッサリ。「いつもの華麗で滑らか、そして速いスケーティングと、着氷のエアが欠けていた」と鋭く指摘した。
プルシェンコ氏は「期待外れ」と繰り返したが、裏を返せば坂本にそれだけ期待していたとも言える。それだけに、集大成のミラノ・コルティナ五輪での滑りに失望が大きかったのかもしれない。













