恩師からの〝愛〟が送られた。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリー(19日=日本時間20日)、ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(シスメックス)が147・67点、計224・90点で銀メダルを獲得した。今季限りの現役引退を表明しており、惜しくも表彰台の頂点には届かなかった。

 大会後、坂本を20年以上指導してきた中野園子コーチは「頑張りましたけど、ちょっと残念かな。ただ、これからの人生の上で、これで良かったんだろうと。一口残っているけど、その分(引退して)コーチになった時に頑張ってやっていこうという力を残す意味では、これがいい位置だと思う」と振り返った。

うずくまり号泣する坂本花織に声をかける中野コーチ
うずくまり号泣する坂本花織に声をかける中野コーチ

 試合後に坂本は号泣。中野コーチは、前回北京大会で銅メダルだったことを踏まえて「人間って贅沢になるんだなと思いました。最初に銅メダルをもらった時は、純粋にすごくうれしかった。でも人間慣れて、金を狙っていたりすると、銀メダルをもらっても何か残念な感じがする。(五輪に)出られなかった人もいるので。これを励みにして、これから生きていってほしい」とエールを送った。