第98回選抜高等学校野球大会の第4日(22日、甲子園)第1試合で九州国際大付属(福岡)が神戸国際大付属(兵庫)に延長11回タイブレークの末、4―3でサヨナラ勝ち。殊勲の逆転打を放った吉田秀成内野手(2年)は「初めての甲子園でサヨナラ打が打ててうれしい。これから勢いづいてどんどんいけると思います」と喜びを爆発させた。
楠城祐介監督(42)が勝因に挙げたのが「送球エラーもなかった」と無失策で粘ったことだ。堅守の裏には昨年11月にイチロー氏(52=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から受けた直接指導の効果があった。
右投げ左打ちの上岡(3年)は「イチローさんには送球する時の動作、投げる前の構えについて教えてもらいました。投げる時は左肩を相手にしっかり向けることを意識するように言われました」と送球面でのアドバイスを受けたという。すると「(左肩を)しっかり相手に向けて投げる。それを意識してやったら送球の正確さが変わりました」と効果てきめん。「今日はロースコアになると思ったので、守備からリズムをもっていくという感じだった」とノーエラーがこの日の勝利にもつながった。
初戦を前に20日にはイチロー氏から3切れ入りのカツサンド51箱が送られてきてチームは大盛り上がり。鰐口(3年)が「10個食べました。パン屋さんとかでも買ったりするぐらいカツサンドが好きなんですが、今までで一番おいしかったです」と笑顔を見せれば、7回に代打で登場し二塁打を放った請舛(2年)は「自分は3個食べました。カツにしっかり味がついててめちゃめちゃおいしかったです。今日のヒットにもつながったと思います」とイチロー氏に感謝した。
楠城監督も「カツサンドを届けてもらいました。それを贈った高校は負けないと言われてましたので、いろいろなものから守ってもらったのかな」とニッコリ。昨年の明治神宮大会に優勝した秋の王者が、イチロー氏の後押しを受けて春も旋風を巻き起こす。













