全日本プロレス20日の八王子大会で3冠ヘビー級王者・宮原健斗(37)が挑戦者の羆嵐(34)を退け、V6に成功した。

 この試合を〝全日本の歴史を取り戻す戦い〟に位置づけた宮原は、全日本から分派した団体「W-1(レッスルワン)」所属だった羆嵐に対し、セコンドを元W-1選手3人で固めることを要求するなど〝オールW-1〟で挑まれることを望んでいた。羆嵐は要求にのっとり、元W-1の立花誠吾、吉岡世起、芦野祥太郎、さらには一度はセコンド入りを断っていた本田竜輝とともに入場した。

序盤はラフ殺法全開だった3冠王者・宮原健斗(左)
序盤はラフ殺法全開だった3冠王者・宮原健斗(左)

 宮原は序盤から場外で羆嵐を鉄柱にぶつけるなど、ラフファイト全開。観客からは容赦のないブーイングが浴びせられた。リング上に戻った後も雪崩式ブレーンバスターも決めて攻勢が続く。

 しかし、シャットダウンスープレックスはかわされて、クロスボディーで反撃を食らう。さらにはダイビングセントーンを狙われるピンチに陥った。それでもぎりぎりでこれを避けると、ブラックアウトを4連発で逆転。最後はシャットダウンスープレックスホールドでアーチを描き、3カウントを奪った。

 試合後マイクを握った宮原は「羆嵐、お前は男だ。男の中の男、熊嵐だ。お前の生きざまとこの俺の生きざまがリング上で交わってワクワクしたぜ」と投げかけ、羆嵐にマイクを渡す。羆嵐は「今日は負けましたけど、これからも俺のプロレスラー人生はもっともっと続いていきます。必ず宮原健斗、満場一致で最高のチャンピオン、てめえに借りは返す。今日は応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

防衛回数「6」をアピールする宮原健斗
防衛回数「6」をアピールする宮原健斗

 再びマイクを受け取った宮原は「俺は春が大好きだ。でも、夏になれば夏が大好きという。そして、俺は八王子が大好きだ。ただ明日(群馬・安中市大会)になれば、群馬県が好きだという。俺はそういう男だ。ただ八王子、そんな男に魅了されただろ」とニヤリ。

 3冠王者として臨むチャンピオン・カーニバル(CC=4月12日、後楽園で開幕)に向け「満場一致で宮原健斗が優勝です」と怪気炎を上げていた。