第98回選抜高校野球大会第2日(20日)第3試合は智弁学園(奈良)が花巻東(岩手)に4―0と快勝。エース左腕の杉本(3年)が3安打無失点の完封劇を演じた。
129球を投げ抜いた左腕は「相手も強い中で自分の投球をどう生かすかを課題にしていた。持ってるものを出せた。真っすぐ、変化球とも相手打者が嫌な球を投げることができた」とあどけない笑顔で汗を拭った。2回は先頭打者に安打を許したあとに三者連続三振。9回には143キロも計測したが「三振もこだわるというのはないし、スピードも意識していない。あくまで数字」とサラリと話す。
それよりも「球速以上と打者が見て思うこと。そこを求めてきた。ベース上でのひと伸びとか、回転数で打者が見てどういう感覚になるか、嫌な球を投げるかを意識してました」と捕手・角谷(3年)と球質を求めて取り組んできたという。
攻撃ではその女房役が1番打者として3安打3打点の活躍。「どんな形でもチームが勝つことを考えた。塁に出て勢いづける」と力を込めて話し、捕手としては「逃げた配球をしない。攻める配球を共有できた。杉本の球は簡単には打てない。守備もしっかりしてくれたので流れが相手にいかなかった」と納得の表情を見せた。
小坂監督も「杉本は落ち着いて大人の投球をやってくれた。変化球でカウントをとっていて今日はよかった」とねぎらった。次戦は横浜を下して勢いに乗る神村学園(鹿児島)と対戦する。












