第98回選抜高校野球大会の第2日(20日)第2試合でプロ注目の右腕・織田翔希(3年)を擁する横浜(神奈川)が神村学園(鹿児島)に0―2と完封負けを喫した。

 織田がスコアレスの3回に捕まった。一死二塁から2番・田中(3年)に右中間に適時二塁打を浴びて先制点。さらに一死一、三塁から4番・川崎(3年)右翼に犠飛を運ばれて追加点を許した。その後は冷静さを取り戻すが、打線が相手エース・龍頭(3年)の前にホームが遠く、織田は援護のないままに8回途中を7安打、2失点でマウンドを小林(2年)に譲った。

 無念の途中降板に織田は「甲子園の初戦は難しいと経験して分かっていた。チームを勢いづける役割がまったくできなかった。ウソをつけない場所だと自分に言い聞かせてやってきたけど、いつも通りの投球ができなかった。負けに不思議な負けなしと言葉がある。立ち上がりの弱さが分かった。課題をしっかりつぶしていかないといけない」と反省の弁を並べた。

 最速150キロを計測。変化球のキレもあったが「まっすぐがバラついてきていた。落ちるボールは有効だったが、操ることができなった。コンディション的にも素晴らしい状態だったが、甲子園という舞台で自分が変わってしまったんじゃないかと思う」と唇をかんだ。

 春連覇を目指したV候補はあえなく初戦で姿を消した。村田監督は「やってきた自信はあったが、やってきたつもり、になってしまった。今日が答えなんで…難しさを痛感してます。織田は心が浮き沈みしていた。球が高くて織田らしくなかった」と表情をくもらせ、夏に向けて「この結果を踏まえてもう1回考えていきたい。このままでは絶対神奈川でも同じ結果になってしまう。経験をムダにしないようにしたい」と再起を誓った。