第98回選抜高等学校野球大会の第2日第1試合(20日)で21世紀枠の長崎西は滋賀学園に4―5で惜敗。ベスト4入りした1951年以来75年ぶりの甲子園白星はつかめなかった。

 4―4で迎えた5回に先発・坂田啓太郎投手(3年)が無死二塁のピンチを背負うと、3番・吉森(3年)の右翼への適時三塁打を浴びて決勝点を許した。初回から4回まで小刻みに得点を重ねるなど強豪校相手に食らいついたが、ミスから許した失点も響き最後は競り負けた。

 宗田将平監督(41)は「長打を打たれた所がキツかったし、守備も記録に残らないミスがあった。そこが点に絡んでしまった部分もあったし、体験したことない打球の速さだったと思います悔やまれますね」と反省。

 それでも真っ向からぶつかった長崎西ナイン。指揮官も「前半はよく頑張ってくれましたし、中盤から終盤にかけて淡泊なところもありましたが。あと1歩かなという感じはします」と一定の手応えを口にした。

 先発の坂田が大粒の涙を流した一方で、桑原直太郎主将(3年)はすがすがしい表情。「悔しいですが、甲子園を経験できたのは他のチームよりもアドバンテージになる。夏に借りを返せるように自分たちをもっともっと鍛えて、春夏連続出場したいです」と力強く前を向いた。