第98回選抜高校野球大会の第1日(19日)第3試合で、崇徳(広島)は八戸学院光星(青森)に6―15の逆転負け。先発登板したエース左腕・徳丸凛空(3年)は9回2/3で計166球を投じたものの延長タイブレークとなった10回に一挙9点を奪われ力尽きた。

 9回まで一進一退の攻防が続き6―6でタイブレークの延長戦に突入。先頭の山入端(2年)のバントが内野安打となり無死満塁のピンチを招くと、佐々木(3年)から右前打を浴び勝ち越しを許した。その後も相手の猛打に屈し3点を失って右翼の守備へ。しかし2番手で登板した渡部も1安打1四球で1死も奪えず7球で降板し、再びマウンドを託された徳丸だったが、流れを止めることができなかった。

 試合後、徳丸は「味方が援護してくれたのにもかかわらず、自分がエースとしてチームを勝たせることができなかったというのは、申し訳ないなという気持ちです」と涙を流した。チームメイトからは「もう1回(甲子園に)来よう」と声をかけられたと話し、「今日のこの負けをしっかり次に生かせるように、また夏にここに戻って来られるように、これから練習をもっともっとやっていきたい」と再び聖地に立つことを誓った。

 藤本誠監督(46)は「いつもどおりストライク先行でしっかり放ってくれていた。いつもどおり攻められていた」とエースの熱投を評価しつつ「やっぱり光星さんの打線は素晴らしかった」と相手の強さに敬意を示していた。