第98回選抜高校野球大会の第1日(19日)第1試合で16年ぶり出場の帝京(東京)が昨夏王者のV候補・沖縄尚学を4―3と逆転で沈めた。
プロ注目左腕・末吉(3年)を攻略した。序盤は伸びのあるストレートとチェンジアップ、スライダーに苦しめられて1点を追う展開だったが、終盤8回にチャンスが訪れた。四球と相手守備の乱れから一死満塁とし、5番・蔦原(3年)が甘く入ったストレートを強振。打球はセンターフェンス直撃の適時二塁打となり、一気に2者が生還して逆転に成功した。
末吉をマウンドから引きずり下ろすと、なおも二死満塁と攻め立て、2番手の好投手・新垣(3年)から8番・鈴木(2年)が右前にしぶとくはじき返して2点を追加した。
二塁塁上で何度もガッツポーズを決めた殊勲の蔦原は「前夏の優勝校を倒せてうれしい。ここで決めないとないな、と思っていたので命をかけて打席に立った。ボールの目付けをしっかりした中でゾーンに来たところをしっかりスイングする。徹底した中での結果だった。チャンスボールがいつかくると思っていた。センターライナーと思っていたけど結構伸びてくれた。おお、これ勝てるぞ、これ行けるぞ、と思った」と白い歯をのぞかせた。
末吉の球数が100球を越えて異変を感じ取り「速かったけど、球威は落ちてきていたし、コントロールも疲れが見えて来ていた。たたみかけるならここだな、と思った」としてやったりの逆転打につなげた。
投げては仁礼(3年)が9回途中まで4安打、3失点と力投。チームに2010年以来の16年ぶりの勝利をもたらし、金田監督は「必ず流れが来ると思っていた。16年という時間がたっていたのでまた格別な思いがある。すごく頼もしく見ていたし、またこのユニホームで甲子園に戻って来れてうれしい」と喜びをかみしめた。












