WBC準決勝の米国―ドミニカ共和国戦(15日=日本時間16日、ローンデポ・パーク)で〝疑惑の1球〟が生まれた。1点を追う9回二死三塁でドミニカ共和国のペルドモがフルカウントから低めのスライダーを見送ったが、見逃し三振に倒れてゲームセット。2―1で米国が勝利し、決勝に進出した。

 だが、MLB公式データでもボールと判定された最後の〝疑惑の1球〟は世界中に波紋を広げた。米スポーツ専門局「ESPN」は「2023年、MLBでピッチクロックが導入された年、WBCではピッチクロックは導入されなかった。今シーズン、MLBでABS(自動ボール・ストライクシステム)が正確に機能するために、リーグは各選手の身長を測定して適切なストライクゾーンを設定した」と長期間の準備が必要と説明した。

 続けて「WBCで同様のことを行うには、大会に参加する20か国すべての選手の身長を測定し、(1次ラウンド会場の)日本とプエルトリコにもシステムを導入する必要があった」とハードルを明示した。

 その上で同記事はドミニカ共和国代表のネルソン・クルーズGMの「ほんのわずかな差で負けた。数年後にはABSが導入されるから、次回はああいうプレーに異議を申し立てられるようになるだろう」とのコメントを伝えた。