WBC米国代表が15日(日本時間16日)、マイアミのローンデポ・パークで行われたドミニカ共和国との準決勝を2―1で振り切り、3大会連続の決勝進出を決めた。
MLBの精鋭をズラリとそろえた超強力打線同士の対決は、両チームの投手陣の踏ん張りによってロースコアでの決着となった。わずか1点リードで9回のマウンドを託されたのはメイソン・ミラー投手(27=パドレス)だった。101マイル(約163キロ)を超える剛速球を連発し、四球と暴投で二死三塁のピンチを招いたが、ヘラルド・ペルドモ内野手(26=ダイヤモンドバックス)を低めのスライダーで見逃し三振。緊張から解き放たれた米国ナインは喜びを爆発させ、2大会ぶりの頂点まであと1勝に迫った。
ただ、ペルドモに投じた最後の1球はMLB公式サイトのコース表示でもボール球。球審のストライク判定にペルドモ自身も不満を示したが、判定が覆ることはもちろんなかった。
試合後、日本で試合を独占放送した「ネットフリックス」に招かれたミラーは「もうストライクを投げてアウトを取ることに集中していました」と登板を振り返り、試合を終わらせた最後の三振の場面について「本当に夢のような、そこまでたどり着く思い出が走馬灯のように駆け巡ってきました」と話した。
ミラーによると、9回に登板することを知らされたのはブルペンの電話が鳴った8回だったという。だが、試合は4回表の攻撃終了時から両チームとも無得点。どちらに転ぶか分からない展開だっただけに「準備はしていましたが、試合中はスコアを見ていて何が起きてもおかしくないと思っていました」と胸をなで下ろした。
結果的に試合を終わらせたストライク判定には多くの批判も招いているが、ミラーは全力で腕を振るのみ。俳優の渡辺謙から決勝での登板について話を向けられると「投げます」と笑顔で気合を入れ直していた。












