新日本プロレス10日の岡山大会で、東京五輪男子柔道100キロ級金メダルのウルフアロン(30)が、現IWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(29)、OSKAR(27)組との刺激的初対決に臨んだ。

 ウルフは今年の1月4日東京ドーム大会でのプロレスデビュー以降、極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」との抗争が続いていた。この日の大会では第1試合で安田優虎とのタッグでK.O.Bと初対決。オスカーに串刺しラリアートを決めると、ショルダータックルからエルボードロップを投下する。Iceには強烈な打撃を浴びて苦戦を強いられながらも、裏投げで反撃に転じていった。

にらみ合うウルフ(左)とIce
にらみ合うウルフ(左)とIce

 一進一退の攻防から安田が窮地に陥ると、ウルフが助けに入る。OSKARにナイトメアホールドで制止されそうになるも、これを脱出して肩車式の変型ドライバーを発射。しかし、最後は安田がIceのIce HIGH(サッカーボールキック)で3カウントを奪われ、チームは敗戦となった。

 試合後のリング上でIceと視殺戦を展開したウルフは、挑発に乗ってエルボーを見舞っていく。これに対して張り手とストンピングを連発されて逆襲され、リングサイドで大の字となってしまった。

 それでもバックステージでは「ずっとH.O.Tとの戦いで、これまで他の選手と戦ってこなかったけど、今日初めてプロレスの奥深さを知ることができたよ」と晴れやかな表情。「まだまだ学ぶことがたくさんあると思うし、柔道では強かったかもしれないけど、プロレスでは初心者だから。初心を忘れずに、今日のこの一戦の負けもしっかり次の自分に生かして強くなっていきます」と誓いを新たにしていた。