F1の今季開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP)決勝が8日に開催され、トラブル続発で迷走しているアストンマーティンで、フェルナンド・アロンソがわずか14周でトラブル発生のためレースを一度中止する場面が見られた。

 多くの問題が噴出する中で迎えた開幕戦。レジェンドのアロンソは最初にソフトタイヤを選択し、17番手からスタートで10番手まで一気にジャンプアップするサプライズを見せる。

 しかしその後は、マシン性能が他車より大きく劣っている現状が露呈。ズルズルと順位を下げると、14周目にピットインした際にスタッフはタイヤ交換作業を行おうとしたが、チーム無線でアロンソは「車を止めろ、問題がある」とトラブル発生を報告してガレージへと入った。

 ただ、その後に大幅に周回遅れとなりながらも、修理を経てレースに復帰。もはや順位は関係なく、周回を重ねてデータを取るために再び走り始めた。

 本格復帰したホンダと組むアストンマーティンのマシンは開幕してもなお、他チームと争いながら完走するレベルに仕上がっておらず、この日の決勝もリタイアは想定済みでできるだけ周回を重ねることを目標にしていた。しかし、わずか14周でのストップは想定外とみられる。チームの執念で異例の形でコース上には復帰したが、〝アストンマーティン・ホンダ〟の窮状が開幕戦で改めて浮き彫りになった。