WBCの台湾代表が7日、東京ドームで行われたチェコ戦で攻守にわたって圧倒。14―0で大会の規定により7回でコールド勝ち、今大会初白星を挙げた。

 1次ラウンドは日本代表と同じC組でこの日が3戦目。初戦のオーストラリア戦は0―3、前日6日の侍ジャパンとの試合では0―13の完敗で、屈辱の7回コールド負けとなっていた。攻撃陣はこれまでの憂さを晴らすかのように初回から機動力を絡めて2点を先制し、2回にはフェアチャイルドのグランドスラムでリードを6点に広げた。投手陣もチェコの反撃を許さず、スコアボードに「0」を刻み続け、打線は4回に2点、5回に1点を加えて6回の攻撃を迎えた時点で9―0と大きく引き離した。

 それでも台湾代表は攻撃の手を緩めず、イニングの先頭打者だったフェアチャイルドが四球を選んで出塁すると、次打者・ユーチェンの3球目にスタートを切って二盗を成功。続く4球目をユーチェンが右前へ運ぶとフェアチャイルドは三塁を蹴って一気に10点目のホームを踏んだ。その後もチェコの投手陣の乱調も重なって一挙5得点のビッグイニングとなった。

 日本のプロ野球やMLBでは大量リードしたチームは故意に盗塁しないという暗黙のルールが存在する。メジャーでは時に報復死球などチーム間のトラブルに発展するケースも少なくない。

 それだけに、疑問に思ったファンも少なくなかったようで、SNS上には「この点差で盗塁するか」「やりすぎだ」「この点差で盗塁はまずくないか」「9点差で盗塁は当てられそう」「チェコがかわいそうになってきた」「盗塁すんなよ」などと批判的な声が寄せられた。