6日のWBC日台戦(東京ドーム)を観戦していた台湾の夫婦のやり取りが、ネット論争を呼んでいる。台湾は日本に0―13で7回コールド負け。2回に大谷翔平に満塁弾を浴びるなど一挙10失点の惨劇となり、台湾代表の曾豪駒監督(46)も目に涙を浮かべた。

 それでも、ドームを超満員に埋めた台湾人ファンは、大谷の圧巻のプレーに思わず脱帽。グランドスラムを含む4打数3安打5打点の活躍には感嘆とため息が漏れた。

 その裏で、台湾ネットを騒がせたのが日台戦を発端とした夫婦ゲンカ騒動だ。台湾メディアの「CTWANT」が紹介したのは、ある男性ネットユーザーとその妻が試合を観ながらチャットした内容と、そこから噴き出した男性の怒りをつづった文章だ。

 男性は、台湾が6点差をつけられている状況に触れつつ、日本のスターである大谷の健闘を称賛。ところが妻は「台湾代表が国際試合に真剣に取り組んでいないなんて恥ずべきことよ」と発言したという。

 この言葉に男性は激怒。選手たちは舞台裏で多大な努力を重ねていると主張し、「彼らは国のために戦っているのに、あなたはここで彼らの努力を否定する?」と感情を爆発させた。さらには「この結婚は続けられない」とまで書き込み、離婚沙汰にまで発展したという。

 だが、妻も黙ってはいない。議論は台湾野球名物のチアリーダー文化に飛び火し、「あなた、野球はチアリーダーを見るために観ているんじゃないの?」と痛烈な一言。男性は「国際試合にはチアリーダーのパフォーマンスはない」と即反論すると「あなたには国際的な視点が全くない。一体どこからチアリーダーが出てきたんだ?」と怒りの連投を続けた。

 この投稿は台湾ネット上で瞬く間に拡散。賛否入り乱れる大論争となった

「野球を応援していないのは構わないが、誰かの努力と献身を否定することはできない」との野球ファンの絶叫から「私は奥さんの味方です」と妻側に共感を示すコミュニティも出現。

 一方で「野球とは関係ない。ただ愛のない結婚生活なんだよ」とピシャリのユーザーは「ネットに愚痴をこぼすのではなく、まず奥さんに相談すべき」とごもっともな意見を示した。

 さらには「兄貴、たった一試合で結婚生活を終わらせちゃダメだよ!野球を見ない人には実力差なんて分からない!」「彼女は君と一緒に野球を見るだけで既に君のために尽くしてくれているんだ」と熱いメッセージも。

 大谷の一振りが、まさか異国の夫婦関係にまで影響するとは――。