イングランド・プレミアリーグのトットナムが降格すれば約525億円の損失になると英メディア「BBC」が伝えた。

 名門トットナムは今季も低迷しており、ここまで29試合で7勝8分け14敗の勝ち点29で15位。降格圏となる18位ウェストハムとは勝ち点差1しかない。同メディアは「残り9試合で十分な勝ち点をどこから得られるのか見通しが難しいほどのひどい成績を残している」とし「彼らは今、大きな危険にさらされている」と報じた。

 同メディアによると、トットナムは昨年6億9000万ポンド(約1449億円)相当の収入で欧州全体9位だったという。降格すれば、大幅な減収は避けられないとおう。「打撃を受ける分野の一つはチケット収入で(トットナムは)欧州全体で5番目に高い1億3000万ポンド(約273億円)を稼いでいる。ファン1人当たり平均76ポンド(約1万6000円)を徴収し、欧州でトットナムより高い金額を徴収しているのはわずか5クラブしかない」と指摘した。

 下部リーグに降格となれば、観客動員にも大きな影響が出る野は間違いなくクラブ収入の大きな柱が揺らぎかねない。さらに各大会の放映権料、昨年にクラブ記録となった2億6900万ポンド(約565億円)の商業収入も大打撃を受けることになる。「キットメーカーのナイキやスポンサーシップの価値は降格条項により大幅に削減されることになる」など、総額2億5000万ポンド(約525億円)の〝損失〟を被るという。

 サッカー財政専門家のキーラン・マグワイア氏は「トットナムのような野心的と財政規模を持つクラブにとって降格は単なる短期的な後退ではない」とし「イングランドサッカーの経済状況を考えると、回復には数年にわたるプロジェクトが必要となる」と分析。名門クラブは最悪の事態を回避できるか。