ドジャースの佐々木朗希投手(24)は3日(日本時間4日)、敵地のガーディアンズ戦で先発して計2回0/3を投げ、2安打4失点、3四球と不本意な内容でマウンドを降りた。

 初回、2四球と安打で無死満塁といきなりのピンチを迎え、4番・マンザードに97・9マイル(約157・6キロ)の速球を左中間席に運ばれた。満塁弾を浴びた右腕は次打者にも四球を与え、一死も奪えず降板となった。

 オープン戦特別ルールで2回に再登板。ここからは別人と化し、空振り三振、左飛、満塁弾を浴びたマンザードはスプリットで3球三振と三者凡退。3回もマウンドに上がり、左飛、二ゴロ、遊飛の三者凡退で片付けた。

 最速は99・3マイル(約160キロ)を計測したが、初回は23球を投げてストライクは8球。オープン戦初登板となった2月25日(同26日)のジャイアンツ戦は1回1/3を投げて3安打3失点、3三振2四球で予定の2回を投げ切ることができなかった。これでオープン戦の防御率は18・90にまで膨れ上がった。

 開幕ローテーション入りへ黄信号が点滅する内容だが、デーブ・ロバーツ監督は試合後、米メディア「ジ・アスレチック」の記者に「状況は変わる可能性があるが、キャンプが終わるまでは変わらないと思う」と今後も佐々木を先発として育成していく方針を明言。「もっと彼を育てて。彼を先発として見ており、成功の機会をすべて与えている」と先発のチャンスを与え続けるとした。

 ただ、指揮官の評価は変わらなくても、米メディアの目はクールだ。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版はこの日の登板内容を「24歳の右腕に何か問題があることを改めて示す兆候となった」と伝え「まだ春先で挽回する時間は十分にあるが、制球力不足は現実のものであり、1シーズンだけの幻影ではないようだ。佐々木はチームメートの大谷翔平や山本由伸のように、MLBへの比較的スムーズな移行をしていない」と解説した。

 また「クラッチ・ポインツ」も「ロバーツはチャンスを残したが、ロサンゼルスは2026年に3連覇を目指している。佐々木が再び苦戦すれば、ドジャースは少なくとも一時的に彼をブルペンに移す必要があるかもしれない」と指摘。佐々木は試練の春を無事に乗り越えることができるのか。