ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート団体で銀メダル、男子シングルで銅メダルを獲得した佐藤駿(22=エームサービス・明大)のパワーの源とは――。

 佐藤は2020年からエームサービスの管理栄養士・公認スポーツ栄養士、西山英子氏から栄養面のサポートを受ける。同氏は、同じ団体メンバーで、ペアで日本勢初の金メダルを獲得した〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一(ともに木下グループ)組も担当中だ。

佐藤駿(右)やりくりゅうの栄養面をサポートする西山英子氏
佐藤駿(右)やりくりゅうの栄養面をサポートする西山英子氏

 団体戦からの〝過密日程〟に苦しむ選手がいた中で、ともに個人種目でも結果を残した。それは栄養面からの疲労回復にもポイントがあったという。西山氏は「筋肉と肝臓にはグリコーゲンがあり、それがエネルギーになるが、トレーニングや試合をするとなくなってしまう。それをいかに早く補充するかが大事になり、その元になるのが炭水化物。試合期間中は『炭水化物を取ってください』と、すごく口酸っぱく伝えている」と説明した。

 実際、佐藤は五輪期間中もアドバイスを実践。〝りくりゅう〟も先月25日の会見で、パワーになっている農産物を聞かれ、木原は「2人ともお米が大好き。試合にも必ず持参して普段と変わらない摂取量を心がけている」と言えば、三浦も「私もお米大好き」と口を揃えていた。

 その佐藤は3日、都内の所属先である「エームサービス」本社を訪問。同社社員から歓迎と祝福を受け、25日開幕の世界選手権(プラハ)へ向けては「メダルを獲得できるように、五輪よりも良い演技がしたい」。初出場だった昨年の6位を一気に超える表彰台に照準を合わせた。