最後の実戦を勝利で締めくくった井端弘和監督(50)が本番に向けて多くの収穫を口にした。3日の阪神戦は初回に右の大砲・鈴木(カブス)に待望の一発が飛び出し、投手陣も高橋(中日)、金丸(中日)、藤平(楽天)、大勢(巨人)が無失点リレーを披露。指揮官は「鈴木選手がいい流れを作ってくれた。その後も鈴木選手らしい打撃が続いていた。ある程度、今日確認することができた。本番に向けてイメージはできた」と手ごたえを口にし、当たりの止まっていた近藤(ソフトバンク)にも適時打を含む2安打と結果が出たことで「昨日までは引っ張り傾向があったがセンター中心でいった結果がヒットになった」と胸をなで下ろした。
先発の高橋からマウンドを引き継いだ金丸(中日)が3イニングを1安打無失点の快投。頼もしい新星に「合流してまだ1週間くらい。そんな中できっちりアジャストしてくれたのは彼のセンスのよさ。3イニングをほぼ完ぺきに抑えてくれた。非常に収穫が多かった」と頬を緩めた。
強化試合を締めくくる京セラでの2試合でMLB組は吉田(レッドソックス)、鈴木に豪快弾が生まれた。しかし、大観衆が注目した大谷(ドジャース)、村上(ホワイトソックス)に快音は聞かれず、この日にスタメンだった岡本(ブルージェイズ)も無安打。タイトな日程の中で調子を戻すのも簡単ではないが「岡本選手は間際まで実戦を重ねていたので何の問題もない。他の選手もきっちりスイングしている。本番になったら結果を出してくれると思う」と信頼はみじんも揺るがない。
6日のC組初戦・台湾戦まで調整時間は2日間。指揮官は「山本投手(ドジャース)、金丸投手の細かいチームプレーはまだやっていない。そこは2日間でやっていきたい。あとはコンディション。名古屋から4試合が人工芝で張りも出ていると思うし、メジャー組は状態をベストに持っていくのが最優先と思う」と気を引き締めた。












