新日本プロレス27日(日本時間28日)の米国・ニュージャージー大会で、IWGPヘビー級&GLOBALヘビー級2冠王者の辻陽太(32)がアンドラデ・エル・イドロ(36=AEW)の挑戦を退けGLOBAO王座のV3に成功した。

 WWE、AEWと米国の両メジャー団体で活躍する大物を迎え撃った辻は、アンドラデの驚異的な身体能力に苦戦を強いられた。華麗な空中殺法で制空権を握られたかと思えば、ジーンブラスターを切り返されてシャドードライバーでマットに叩きつけられた。

 さらに2発目のジーンブラスターもカウンターのドロップキックで迎撃されハンマーロックDDTを浴びてしまう。メッセージ(変型ネックブリーカー)は阻止してトラースキック、ジャンピングニーで反撃に転じるも、ローリングバックエルボーで勢いを食い止められてしまう。

 それでも辻はラストライドのような体勢に捕らえられたところをカナディアンデストロイヤーで切り返し逆転に成功する。ゲレーロスペシャルからのジーンブラスターは掟破りのジーンブラスターで防がれたものの、本家ジーンブラスターを連発。これをカウント2で返す意地を見せたアンドラデから、最後は新日本プロレス伝統の逆エビ固めでギブアップを奪ってみせた。

 試合後のリング上でマイクを握った辻は英語で「俺は未来じゃない。今こそが俺の時代だ。すべての傷、すべての敗北、すべての勝利が俺をここまで連れてきた。今は俺の時間だ。ここが新日本プロレスだ」とアピール。「素晴らしい団体がたくさんあることはちゃんと分かってる。WWE、AEW、TNA、ROH、MLW…どれもだ。だが俺は信じている。新日本プロレスこそが世界一だと」と高らかに宣言した。

 バックステージではアンドラデに対し「俺はAEWに負けたくない。でも試合が終わった今日ばかりはノーサイドだ」と感謝。「できることならロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、あんたと一緒にやってみたかった気もある。でも俺は今、俺の道を進んでるんだ。俺のアンバウンドを掲げて、このリングを、日本のリングを変えていく」と所信表明していた。