ヤンキースの有望株、スペンサー・ジョーンズ外野手(24)が〝大谷スイング〟で結果を積んだ。26日(日本時間27日)のブレーブス戦(フロリダ州タンパ)で3点リードの7回一死無走者の場面、右腕ポープから93マイル(約150キロ)のフォーシームをとらえた右翼越えの一発は打球初速107マイル(約172キロ)、推定401フィート(約123メートル)。強風にも乗り、球場外の道路方向まで届いた。
注目点は飛距離だけではない。今オフ、ジョーンズはドジャース・大谷翔平投手(31)の打撃アプローチを参考に、始動を簡素化する方向でスイングのメカニクスを作り替えた。MLB公式サイト「MLB.com」も報じているように、主砲のジャッジはジョーンズの新打法について「つま先で軽く置いた瞬間から打つ準備ができる」と高く評価。ブーン監督も打席での動き方や体格面を生かした打法になっていることに触れ、取り入れ方次第では武器になると見ている。
一方で、ニューヨーク界隈には冷ややかな声もある。メジャー未経験の若手を大谷と並べて「二世」とまで絶賛する空気そのものが危うい、という指摘だ。米メディア「ヤンクス・ゴー・ヤード」は「比較は不公平で、ファンが傲慢だと見られかねない」と皮肉っている。
昨季マイナーで35本塁打を放ち、有望株ランキングでも上位に位置するが、三振の多さなど「粗さ」が消えたわけではない。だからこそ、オープン戦で2発目を放ち、話題先行をひとまずバットで黙らせた意味は小さくないだろう。熱狂と冷笑の間でジョーンズは今季メジャー昇格を果たし「大谷打法」を自分の形に変え、インパクトを残したいところだ。












