千葉・市川市動植物園で人気沸騰中の子ザルのパンチくん(6か月、オス)が〝全米デビュー〟を果たした。24日に行われたトランプ米大統領の一般教書演説を前にホワイトハウスのXアカウントにパンチくんが登場したのだ。
「愛国者よ気合を入れろ!」の文言とともに一般教書演説用の特別ビンゴカードには、5×5のマスに「民主党が無礼に演説を妨害する」「国境は安全だ」「経済は絶好調だ」などの文字や写真が並ぶ中、「サルのパンチが特別ゲスト」とオランウータンのぬいぐるみを抱くパンチくんの写真が一マスを占めた。
パンチくんは母親に育児放棄され、飼育員から母親代わりに与えられたぬいぐるみと過ごし、仲間に溶け込もうとするけなげな姿がSNSで拡散された。日本だけでなく、世界中で感動や共感を呼んでいる。グーグルでは「punch the monkey」「パンチくん」などで検索するとパンチくんのハートマークのイラストが降ってくる隠し機能が搭載されており、連帯と愛を象徴するアイコンとして、世界的なムーブメントとなっている。
ホワイトハウスのビンゴカードには、ミラノ・コルティナ五輪のアイスホッケーで米国が宿敵のカナダに勝利したことに引っ掛け、「カナダが51番目の州になる」と時事ネタもあり、パンチくん人気に目をつけられ、肩を並べる形となった。
オランウータンのぬいぐるみも大変なことになっている。IKEA(イケア)の定番商品で、子どもたちやファンの間では「オランママ」の愛称で呼ばれている。
イケアの店頭では品薄状態が続き、フリマサイトで高値で転売される事態になっている。米ニューヨーク・ポスト紙は「米、日本、韓国のすべてのIKEA店舗で完売し、20ドルの商品が10倍以上の価格で取引されている。eBayで350ドルまで高騰している」と転売ヤーのエジキにされていると報じた。
17日にはイケア・ジャパンの代表取締役社長兼CSOのペトラ・ファーレ氏が同園を訪れ、オランウータンを含むぬいぐるみを大量に寄贈していて、パンチくんのオランママがボロボロになったとしても在庫切れで、〝母親不在〟となる心配はないようだ。















