ドジャース・佐々木朗希投手(24)が、開幕前から「存在感」で話題を呼んでいる。メジャー2年目の今季、球団は起用法を迷っていない。結論は「先発で育てる」という、至ってシンプルな方向性だ。

 米メディア「ヘビー」によれば、ドジャースのウィル・スミス捕手(30)は米放送局「スポーツネットLA」に対し、スプリングトレーニング中の佐々木について「球を強く投げている。速球もスプリットもいい。カッターやスライダー系も磨きがかかっている」と手応えを口にした。

 さらに「自信が増している。何をすべきか分かってきた。ポストシーズンで成功を実感したはずだ」と、昨季とは明らかに違う変ぼうぶりまで指摘した。

 実際、昨季終盤の数字もスミスが指摘する佐々木の変ぼうぶりを物語っている。佐々木はルーキーイヤーとなった2025年レギュラーシーズン10登板で1勝1敗、防御率4・46。ところが10月のポストシーズンは9試合で防御率0・84、3セーブと「別人」になった。右肩インピンジメントで離脱し、終盤にブルペンで再起した経緯も覚せいのきっかけとなった。

 フロントも今季の佐々木に関し「先発一本」を強調する。編成トップのアンドリュー・フリードマン編成本部長(49)は「先発に戻す」前提で進めており、その課題として有識者や米主要メディアの間から〝第三の武器〟の習得を求める論調が出ている。 

 ブランドン・ゴームズGM(41)も、人気ポッドキャスト番組「The Bradfo Sho」でホスト役を務めるロブ・ブラッドフォード氏に対し「(今季の佐々木は)先発で間違いない」と断言している。短期決戦で佐々木がブルペン適性を示しても、球団が欲しているのは162試合を回す先発の一角としての対応力だ。第6回WBCに参加せずチームに残留しながら調整を続ける佐々木にとって、MLB2年目の今季は正念場となる。