女子プロレス「スターダム」の〝絶対不屈彼女〟安納サオリ(35)が、新たな野望を明かした。

 滋賀・大津市出身の安納は20日に地元のウカルちゃんアリーナ大会で凱旋を果たす。昨年末のワールド王座戦前の取材中に同王者・上谷沙弥に愛車内で襲撃された安納は、記者と上谷が共謀したと思い込み、取材を拒否。以来、会場でも記者を無視し続けていた。それでも凱旋大会への意気込みを問うため声をかけると、安納は「私も35歳の大人になったので、過去のことは切り替えていきます。取材受けますよ」と、大人の余裕を見せ記者を愛車に乗せた。

 凱旋大会を行う会場は、今年3月末での閉館が決定。同会場に思い入れのある安納は、自ら岡田太郎社長に直談判し、大会の開催をこじつけた。「高校3年生の時、体育祭をウカルちゃんアリーナでやったんです。クラスで一つの作品を作り上げるダンス競技で、私のクラスが優勝して。私にとって青春の場所なんです。プロレスを始めてから、この会場で試合をすることが夢でした」と明かす。

 凱旋大会成功のため安納は試合の合間を縫って大会PRに奮闘中。「時間があったら滋賀に帰ってテレビに出させてもらったり、ポスター貼りをしたり。プロレスラーで滋賀県出身は私しかいないので、私が滋賀県を盛り上げたいですし、滋賀県にプロレスを広めていきたい。そういう責任感が強くなりました」と語った。

 同大会で安納は鹿島沙希とのシングルマッチの他、なつぽいと組んでスターライト・キッド&天咲光由と対戦。大会を盛り上げるためダブルヘッダーをいとわない覚悟を見せる。そして絶対不屈彼女には凱旋大会成功後に見据える野望があるという。

「大津市でなじみの場所がなくなるので、私が今年めっちゃ売れて知名度がアップしたら滋賀に『琵琶湖サオリーナ』っていう会場を造りたい! そのためにもこの大会を成功させます」

 並々ならぬ覚悟を示した安納が、地元への恩返しへ動き出す。