人間の体に動物の頭部を持つUMAがいる。「ヤギ男」「シャギー」「ピッグマン」「ドッグマン」「スレンダーマン」「フラッシュマン」など主に米国に生息している。これら怪人系UMAを筆者は、仮面ライダーと戦ったショッカー怪人になぞらえている。
このような怪人系UMAはここ10年、わが国でも現れている。たとえば「シャドーマン」「ゴム人間」「八尺さま」「時空のおじさん」「小さいおじさん」などがその代表例である。今回は関西に現れた「猫人間」を紹介しよう。
この怪人系UMAは、猫の頭部に人間の体を持っている。実は以前、筆者はある本で岡山県の街角に出た猫人間の目撃情報を読んだことがあった。そのときの印象は、これ、UMAではなく「人面犬」や「人面魚」と同じく都市伝説の類いではないかと思っていた。
ところが2014年の春、筆者の友人で前世カウンセラーの鷹信夫氏が関西のある水族館で奇妙な写真を撮影したのである。
写真をよく見ていただきたい。まるで猫のような不思議な人物が写りこんでいるのがご確認いただけるだろうか。頭部には猫のような耳があり、体は小柄な人間である。これこそまさしく猫人間ではないか。
周りの人間に気づかれないように、差し足忍び足で歩いているかのような足取りが怪しい。まさに猫だけに水族館の魚を狙いにきたというのか。
撮影した鷹信夫氏はこの写真を見た瞬間「猫のような怪人がいる!」と驚愕したらしい。ちなみに筆者の事務所の作家である中沢健はこの写真を猫人間ではなく「リアルミッキーマウス」と判断し、何度かラジオやテレビで紹介した。
そもそも、猫人間とはその名の通り、現代妖怪の一種であり、猫の頭を持ち、顔は三毛猫、背丈は140センチほどで、背広を羽織ったヒューマノイドタイプの怪人であった。この情報は筆者の著書「現代妖怪図鑑」でも紹介している。
また、猫人間ならぬ「化け猫」の情報は古くからあり、「鍋島猫騒動」「岡崎猫騒動」「有馬猫騒動」など化け猫騒動を筆頭に多くの猫伝説が語られている。中でも「化物一代記」という江戸時代の書物には“江戸期の猫人間”とも解釈できる「化猫遊女」が描かれており、大変興味深い。
しかし、この写真には怪しい点もいくつかある。猫人間の後ろに立っている白いシャツを着た人間が背負っているリュックが猫の顔に見えてしまっている錯覚写真なのだろうかという説である。
仮に猫の頭部が錯覚写真としても不思議な点は残る。体の部分にあたる人間の本当の頭部はどこにあるのだろうか。かがんでいる様子もないので、首のない人間が水族館を闊歩していたということになってしまう。
あなたもひょっとすると猫人間と遭遇するかもしれない。












