〝社長爆破〟でGLEATを解雇された河上隆一(37)が、1年8か月ぶりに再契約を果たした。

 顔のペイントも革手袋もないスーツ姿の河上が16日に現れたのは、有楽町にあるLIDETエンターテインメント社のオフィス。GLEATを運営する同社の鈴木裕之社長と面談するためだ。

 河上は2024年6月に名古屋大会で6人タッグ戦に出場。その際に〝邪道〟大仁田厚から促され鈴木社長を電流爆破バットで振り抜き解雇される。これを逆恨みすると「河上〝ファイヤー〟隆一」「河上〝シャーマン〟隆一」と名を変え、ラフファイトや呪いなどの悪行を続けた。

2・11後楽園で「正気」に戻った河上隆一(右)
2・11後楽園で「正気」に戻った河上隆一(右)

 だが、11日の後楽園大会でエル・リンダマンの持つG―REX王座に挑戦して敗北すると、盟友のブラスナックルJUNから三くだり半を突きつけられて決別。その直後「思い出そうとすると頭が痛いぃ!」とまさかの記憶喪失を主張し、リンダマンと奇跡の握手を交わした。

 要は改心した河上が謝罪のためにLIDET社を訪れたということだ。それに記者が付き合わされる面倒な感じは、シャーマン時代とそんなに変わらない気もする。ともあれ、河上は出迎えた鈴木社長に手土産を渡し、2年前の爆破について頭を下げた。

 これを受け入れた鈴木社長から「所属選手契約書」と書かれた書類を提示され「まだアナタを信じることはできない。だけど、信じたいから」と、恩讐を超えた新たな関係を提案された。

笑顔で契約書に捺印する河上隆一
笑顔で契約書に捺印する河上隆一

 河上はこれに笑顔でサインと捺印。16日付で晴れて再びGLEAT所属選手となり「これからは明るく楽しく幸せなGLEATを作っていきたい。信頼というお花を集めていければいいと思います」と澄んだ瞳を見せた。

 さらに「GLEATが業界の3分の2超のシェアを取る歴史的大勝利を収める日まで、働いて働いて働きます」と宣言し、有楽町から姿を消すのだった。