ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子ハーフパイプ(HP)決勝(12日=日本時間13日)で、チェ・ガオン(韓国)が劇的な逆転劇で金メダルを獲得したことに対して、米放送局「NBC」で解説を務める元プロスノーボーダーのトッド・リチャーズ氏が〝異議〟を唱えた。
チェは1回目に全身を激しく強打する大アクシデントに見舞われながら、金メダルの快挙を果たした。ただ、絶対王者のクロイ・キム(米国)が1回目に大技を連発させたにもかかわらず、予選で出した90点台に届かず88・00点にとどまり、チェは3回目に大技を回避しながらただ一人90点超えとなって金メダルを獲得。そのため、採点に関して疑問視する声も出ている。
そうした中、リチャーズ氏は自身のSNSで「クロイ・キムが試みた1080度の回転を伴い空中で2回逆回転する技は、失敗時のリスクが(チェ・ガオンが3回目で成功した)スイッチ・バックサイド900よりもはるかに大きい」と優勝したチェよりも、キムが決めた技のほうが評価は高くなると指摘した。
その上で「クロエ・キムが88点を獲得した1回目の演技を、2回目や3回目でも披露していれば首位に立っていたはずだ」と主張。試合後半になるほど得点が高くなる傾向がある〝バイアス〟があったとの見解を示した。
リチャーズ氏といえば、日本選手が金、銀メダルを獲得した7日のスノーボード男子ビッグエア決勝に関して「本当に退屈だった」などと発言し、物議を醸したばかり。今回は同胞のキムに肩入れしたのか、それとも冷静な見解なのか。評価は分かれそうだ。













