ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート男子フリーが、いよいよ13日(日本時間14日)に行われる。2位から逆転を狙う鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)について、他者にはない〝強み〟をレジェンドの〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏が力説している。

 ショートプログラム(SP)では、絶対王者のイリア・マリニン(米国)が圧巻の演技で108・16点をたたき出して首位。鍵山は103・07点で追う展開となっている。マリニンの金メダル獲得を予想する声がほとんどだが、プルシェンコ氏は大の〝鍵山推し〟でフリーでもマリニンを逆転すると持論を展開している。

 ロシアメディア「スポーツエクスプレス」で、プルシェンコ氏は鍵山の長所を分析。「選手たちの軽快さ、滑空、そして興味深い技はすぐに目に入る。多くの選手が最初の動きから飛び立ち、すでにリンクの半分ほどを飛んでいるんだよ。これは国際大会の審査員にとって重要なポイントだ。彼らはトランジション、そして質の高いスピンを好む。日本の鍵山優真を見てみなさい。彼のプログラム全体が一息で流れるように動いている! 実に素晴らしい!」と鍵山こそが理想のスケーターと断言する。

 そして「鍵山のプログラムの解釈、イメージ、軽やかさ、猫のようなスケーティング、スピン、柔らかな着地、ジャンプからのロールアウトなど、これらすべてが彼に大きなポイントをもたらしている。彼の身体と表情の両方の使い方が大好きだ」と鍵山が兼ね備えている武器を列挙し、これでもかというほど絶賛した。

 皇帝からの〝寵愛〟を受ける鍵山が、羽生結弦に続く金メダルを日本にもたらせるか。