日本維新の会元代表で、前大阪市長の松井一郎氏が12日、ラジオ大阪OBC「藤川貴央のちょうどええラジオ」(月~木曜午前9時)に出演した。

 8日に衆院選が投開票されたが、同時に大阪では大阪府知事選と市長選が行われた。結果、維新の吉村洋文代表と横山英幸氏が順当に当選。今回、2人があえて府知事と市長を辞職して出直し選に臨んだのも、大阪都構想に再挑戦するために民意を問いたいと主張したからだった。だが、辞職してまでダブル選を行うことには批判の声も上がった。

 松井氏は「吉村(洋文代表)さんがダブル選を判断したけど、選挙にならなかったというのが事実。主要政党はすべて候補者を出してないんだから。選挙に入った途端、吉村さん、横山(英幸)さんの当確ですよ。選挙が始まる前から言ってたんだけど、今やる必要はないでしょう」と指摘した。

 ただ、「主要政党は政策論争できるような形で候補者は出してもらいたかった」とも語った。

 もともと松井氏は維新が掲げる大阪都構想を推進してきただけに、都構想についての思い入れは深い。

 今回、吉村氏と横山氏が当選したことで、大阪の有権者から一定の民意を得たと言えるが、松井氏は拙速さを心配する。

「僕は2015年と20年の2度、僅差で(大阪都構想を)否決されました。だから実現してもらいたいんですが、もう少しじっくり構えて、次の世代に引き継ぎながら、大阪市民のみなさんに丁寧に説明して納得してもらう。このプロセスを飛ばせば、何にもならんのではないのと思うんですよ」と話した。