元日本維新の会政調会長で元参院議員の音喜多駿氏が、衆院選から一夜明けた9日、取材に応じた。自民党の歴史的大勝で、連立を組む維新にどのような影響を与えるのか。古巣に求められる役割と行く末を占った。

 音喜多氏は3分の2を超える316議席を獲得した自民の圧勝劇に「リベラルが壊滅し、国会が保守一色になり保守革命が起きました」とその衝撃を語る。中道改革連合は公示前から大幅に減らし49議席と惨敗。「健全なリベラル勢力は一定程度は必要です。野党が言っても止まらない国会状況になってしまった。そういった意味で心配ですし、国会を注視しないといけません」と危惧する。

「法案を出す前、予算案が組まれる前段階に、連立与党の中から声を上げて、軌道修正を図るしかありません」と維新の重要性を説く。

 維新が求めている議員定数の削減、社会保障制度改革についても「自民の腰が重くなることは容易に想像できます。改革のアクセル役になるのと同時に、野党よりも維新にブレーキ役が期待されます」と2つの役割が求められるという。

 今後は閣僚を送り、連立を強固にする必要がある。「自民が少数与党だったので閣外協力で、いつでも抜けるぞということで交渉力を担保していました。そういうテクニックは通用しなくなりました。大臣を出して、懐に飛び込んで政策実現をする立ち回りが求められると思います」。維新が高市政権を操縦できるかに注目が集まる。

 また自身についても言及。妻で元江東区議の三次由梨香氏が衆院選東京15区で落選し、夫婦で浪人の身となった。音喜多氏は「妻も政治の道をあきらめる気はないということなので、それまでは夫婦で支え合って、次のチャンスをうかがいたいなと思います」と前を向いた。

音喜多駿氏(左)と三次由梨香氏
音喜多駿氏(左)と三次由梨香氏