自民党総裁の高市早苗首相と日本維新の会・吉村洋文代表は7日に行った党首会談で会期末(17日)の迫った国会対応などについて意見交換を行った。

 高市首相と吉村氏は党首会談終了後、報道陣のぶら下がり取材に応じた際、「詳細は差し控えたい」(高市首相)「中身を伝えることはできない」(吉村氏)と多くは語らなかった。

 その後、自民、維新両党の関係者が、今国会においては衆院議員の議員定数削減法案の見送りを検討。皇族の確保に向けた皇室典範改正案と「副首都」関連法案の成立を今国会での成立を目指す方針を確認したという。

 一方、中道改革連合を始めとした野党側は、衆議院の審議を正常化させる条件として、議員定数削減法案だけでなく副首都関連法案の今国会成立の断念を求めており、まだ溝が残っているのが現状だ。

 自民党関係者は与党が譲歩せざるを得なかった背景について次のように話した。

「議員定数削減法案については党内からも反発が強く、高市首相が覚悟をもって党首会談で見送る旨を伝えるだろうとみられていた。吉村代表との会談が短時間で終了した背景にはわが党と維新側で事前に緻密な調整が行われていたから。今回、維新側はわが党の要求を飲んだ格好だが本当に納得できたかまでは疑問が残った。明日(8日)以降に与野党の国対委員長間での調整が進む見通しになるでしょう」

 維新が改革のセンターピンと位置づける議員定数削減法案が先送りとなったことに、自民党議員は「秋に開かれる予定の国会で与野党でしっかり時間をかけて審議した方がいい法案だ。高市執行部にしてみても党内の反対派を調整するに時間があったほうがいい」と語った。