元衆院議員の山尾志桜里氏は9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。中道改革連合が8日に投開票された衆院選で大敗したことに言及した。

 衆院選で中道の獲得議席は49議席だった。比例代表で立候補した旧公明党出身者は28人全員が当選。旧立憲民主党は140人以上の候補者を擁立したが、当選者は21人にとどまった。

 山尾氏は「今回『中道』商店が集客できなかった原因を3つあげるなら、①店長に覇気がない②一見客を大事にしない③買いたい商品が見当たらないということではなかったかと思います」と私見を述べた。

「①自民党の高市店長(64歳)が、加速する時代にくらいつき自分をアップデートするすさまじい努力と執念を見せる一方で、野田・斎藤店長コンビは、『三丁目の夕日』的なノスタルジーに逃げこみ、むしろ時代にブレーキをかける存在に映った。そこに見えたのは、残念ながら圧倒的な努力格差だったと言わざるを得ません。これは高齢批判とは全く別物。
②中道が本気で外交安保を現実路線に転換すれば、振り向く無党派層は少なからず存在したはず。しかし所属議員の覚悟は最後まで定まらず、まとめきるリーダーシップも見えず、最後は『高市政権は戦争への道』と旧来型左翼ロジックに回帰しました。新店舗の様子を見に行ったら、店内には昔の常連客が肩を並べ、空席があるのに『一見さんお断り』と言われたような閉塞感。
③そして残念ながら、売りの政策がなかった『恒久的な食品消費減税』にしても、財源論は生煮えで説明がおぼつかず、買い手がつかなかった。政策に魅力がないのに熟議のスタンスだけ熱く語られるのは、商品が品薄な企業にSDGs的スタンスを自慢されるような脱力感だった」

 その上で「とはいえ今回の中道大敗は、自ら世代交代と路線変更ができなかった以上、いずれ選挙でこうなるしかなかった必然だと思います」と指摘。「だからこそ、民意が実現してくれた新しいスタート台から本当の『中道』路線をスタートしてほしいと心から願うもの」とした。

 中道はこの日に開いた執行役員会で野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表が辞任を申し入れた。今後は11日に議員総会、12日に代表選の告示、13日に代表選を行い新代表を選出するという。

「新しいリーダーのもと、安全保障と人権保障の両方を大事にする政党として、その路線を抽象論ではなく魅力的な政策に体現させるような新展開を期待しています」と山尾氏は締めくくっている。