国際オリンピック委員会(IOC)がロシアの国際大会への参加制限を撤廃すると決定したが、ウクライナ側は激怒している。

 ロシアは2022年春にウクライナ侵攻を開始した。IOCはロシアを国際大会から除外してきたものの、7日の理事会で方針転換。欧州系メディア「ユーロニュース」は「ウクライナ、IOCによるロシア人選手の出場禁止解除の動きを『時期尚早』かつ『不当』と批判」との見出しで記事を掲載した。

 同メディアによると、ウクライナはIOCが28年ロサンゼルス五輪を前に、ロシア人選手に対する制限を緩和する動きを見せたことに対し強く反発。ウクライナオリンピック委員会は「ロシアの国際オリンピック運動への完全復帰を事実上可能にするいかなる決定も、正義の原則に反するだけでなく、人間の尊厳、平和、国際法への尊重に基づいたオリンピズムの根本的な価値観にも反する」との見解を示した。

 ロシアによるウクライナ侵攻は終息のメドが立っていない。ウクライナの不満は募るばかりだ。