ドジャースは選手の大型契約で支払いの多くを後払いにする〝繰り延べ支払い〟を設定しているが、自然災害の義援金も支払いが当初の金額から大幅に〝遅延〟している。
昨年1月にロサンゼルス近郊で山火事が発生。強風で1か月近く燃え続け、6800棟以上の建物が焼ける史上最悪レベルの甚大な被害をもたらした。保険損害額は200億ドルから250億ドル(約3・1兆円~3・9兆円)と見られ、経済的損失はさらに大きいとされた。非常事態にドジャース、レイカーズをはじめとするロスのスポーツ組織が結束し、総額800万ドル(約12億6000万円)の寄付を約束し、大谷翔平も個人で50万ドル(約7800万円)を寄付している。
しかし、1年経ってもなかなか寄付金が集まらないという。米メディア「ドジャースウェイ」は「ドジャースの対応は不十分だった。オーナーのマーク・ウォルター氏はギャビン・ニューサム知事に1億ドル(約156億7000万円)の寄付を約束した。1年が経ち、ウォルター氏の寄付はわずか780万ドル(12億2000万円)です。残りのお金はどこにあるのですか」と疑問を投げかけている。
球団のスタン・カステイン社長は「1億ドル全額をまだ支給していないことは承知しているが、これは長期的な取り組みだ」と話しており、同メディアは「つまりドジャースは緊急援助金の支給を延期している。支給しない可能性もある」と伝えた。義援金はあくまで善意であり、金額の大小や一括、分割など支払方法もさまざまだろうが、ドジャースは選手契約も同様に〝繰り延べ〟を得意技にしているだけに印象が重なってしまう。
被害はロサンゼルスと南カリフォルニアの広範囲に及び、1年経った今も住民の7割が避難生活を余儀なくされているという。義援金が早急に行き届き、復興の手助けとなることを祈るばかりだ。












