3月に開催される野球の国際大会「WBC」に出場する選手に加入が義務づけられている保険の基準が紛糾している。
今季限りで現役引退の意向を表明しているドジャースのミゲル・ロハス内野手(36)は、ベネズエラ代表として出場を目指していたが、保険を承認されず断念。今月24日に37歳の誕生日を迎えるが、今大会から新たに設けられた「37歳以上は対象外」に引っかかってしまった。
納得がいかないロハスは4日(日本時間5日)に出演した「ファウル・テリトリー」で胸中を吐露。新基準の存在を知らされたのは「開幕まで1か月という直前」と不満を漏らし、保険会社にとって最大のリスクとなる故障も昨季は一度もなく、今季年俸も550万ドル(約8億6000万円)でメジャーリーガーとしては安価だと主張した。
こうした状況も踏まえ、米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」はロハスと〝ラスト侍〟として日本代表入りした吉田正尚外野手(32=レッドソックス)のケースを比較。吉田は「37歳ルール」に抵触しないものの、2024年10月に手術した右肩の影響もあり、昨季は5月下旬から60日間の負傷者リストに入るなど55試合の出場にとどまった。
同メディアは「ミゲル・ロハスがWBCの保険の迷路に進んだ一方、吉田正尚は静かに日本代表の座を確固たるものにした。保険適用に苦戦する者もいれば、官僚主義を軽々と乗り越える者もいることを証明している」と指摘。さらに「吉田は故障歴があるにもかかわらず(WBCで)打力を発揮できるため、日本の打線に厚みを加えられる。一方、ベネズエラやプエルトリコは保険適用範囲が狭く、競技の戦力均衡に疑問符がつく」と〝不公平感〟を隠さなかった。












