新日本プロレス3日の福島・いわき大会で、高橋ヒロム(36)が退団発表後の心境を激白した。

 ジュニアヘビー級の顔として人気・実力ともにトップに君臨してきたヒロムはこの日、11日大阪大会を最後に退団することが発表された。この日の大会ではデビッド・フィンレー&石森太二&外道と組み「ユナイテッド・エンパイア(UE)」のカラム・ニューマン&グレート―O―カーン&フランシスコ・アキラ&ジェイコブ・オースティン・ヤングと対戦した。

 入場時に姿を現すと、ひと際大きな歓声が巻き起こり、ヒロムも持ち前の全力ファイトでそれに応えた。試合は外道がオーカーンのアイアンクローでギブアップ負けを喫したが、ヒロムは退場時に会場のファンとハイタッチをしながら引きあげ「バイバーイ!」と大声で別れを告げた。

 ヒロムは自身の新たな夢を見つけた上での「スーパーポジティブ退団」と位置づけている。バックステージでは発表の反響の大きさに触れて「やっぱり愛されてたんだなって。知ってましたけど、気付いてはいたんですけど改めて愛されていたんだなと思いました。うれしいですよ、素直に」と笑顔。

「〝出ていく人間なのに、おかしいんじゃないか〟と思われるかもしれないけど、俺の夢は変わらないんですよ。ジュニアとしてIWGPヘビーを巻いて、ゴールデンタイムで試合をする。プラス、もう一つドでかい夢が俺の中にできてしまったんです。それをやりたいなと思ってしまったのがデカいですね」と退団の決め手を改めて明かした。

 さらにヒロムは「よく考えた(上での)決断ですよ。俺だって迷いますよ。後悔だってきっとあるでしょう。でもやらないで、いま動かないで10年後、20年後に後悔するくらいだったら、いま動いた方が後悔なく人生を終われるかなと思ったので、決断しました」と説明。

 11日大阪大会でのタッグ戦(ヒロム&石森VSアキラ&ジェイコブ)が〝壮行試合〟と銘打たれることも決定したが「勝つしかないでしょ。あれだけやられてるんですよ、エンパイアに。最後は美しく勝って終わりたいと思っているので。その時にでもまた話しましょうよ、そんないま急に、こんな大勢の記者に言われたら…居過ぎですよ、今日は記者の人たちが…」と困惑の表情を浮かべながら話を打ち切り、控室へ。

 なお、この日のバックステージには本紙記者、オフィシャルサイトスタッフ、NJPW WORLDのカメラマンの3人しかいなかった…。