MLBは今季もドジャースが中心となりそうだ。昨年までワールドシリーズ(WS)を連覇し、2000年まで頂点に立ち続けたヤンキース以来のV3に突き進む。

 オフの補強も順調だった。崩壊しかけたブルペンを通算253セーブを誇るディアスの獲得で立て直し、野手ではFA市場の目玉だったタッカーを射止めた。

 米全国紙「USA TODAY」が29日(日本時間30日)に報じたオフシーズンの評価でも、最高評価の「A」。昨年のWSで第7戦まで死闘を演じたブルージェイズも「A」で、今年もがっぷり四つの様相を呈している。

 一方、ドジャースと同地区でMLB屈指のライバル関係にあるパドレスは大苦戦している。同紙は最低評価の「F」をつけ「パドレスは長年、巨額の費用を投じてきたが、突然資金が枯渇し、ドジャースを倒す望みも消えた」とバッサリ斬り捨てた。

 関連会社の倒産により、2023年以降の放映権収入が激減し、球団の経営状態も悪化。今オフの取り組みについて「初期は多くのトレード交渉を進めたが、その後は停滞した。先発のディラン・シース、抑えのロバート・スアレス、一塁手兼外野手のライアン・オハーンを失った。先発のマイケル・キングを再獲得し、内野の控え選手、ソン・ソンムン(宋成文)を獲得したが、成果はそれだけだ」と手厳しかった。

 状況を変える方法はあるのか…。同紙が主張したのは右ヒジ手術の影響で今季全休が決まり、球団側と残りの3年総額4300万ドル(約66億7000万円)の契約破棄を交渉しているダルビッシュ有投手(39)だ。

「戦力を強化する最善の策はダルビッシュ有が残りの3年4500万ドルの契約を破棄し、その資金で補強することだ」

〝ドジャース1強〟に風穴を開ける可能性があるとすれば、ダルビッシュと球団側の交渉次第ということになるが…。なお、同紙はパドレスと並んでレッズ、ロッキーズ、ナショナルの計4球団に最低の「F」と位置づけている。