2年ぶりのリーグ優勝を狙う阿部巨人の命運を握るのは悩める右腕か――。復活を期する戸郷翔征投手(25)の動向に球団内外から大きな関心が集まっているという。
昨季は2年連続の開幕投手を務めた戸郷だったが、本来の投球を披露することができず開幕から6試合連続未勝利と大苦戦。5月25日のヤクルト戦(東京ドーム)で待望の1勝目を挙げたものの、その後もなかなか安定した成績を残すことができず…。シーズン中には二軍落ちも経験するなど、終わってみれば8勝9敗の防御率4・14とらしくない結果に終わった。
「そういう経験をできたからこそ、より自分の良さなどを再確認できた。自分の良さを改めて自主トレで取り戻したり、新しい自分に挑戦していければ一番」と苦難を糧に再起を誓う戸郷だが、復活できるかどうかがチーム浮沈のカギを握りそうだ。
チーム関係者の1人は「戸郷の復活なくしてチームの優勝はない」と断言する。球団はここまで新助っ人のマタ、ウィットリー、ハワードや、海外FA権を行使した則本を獲得するなど積極的に投手を補強。万事に備えて抜かりない体制を作り上げているが、前出関係者は「新戦力でどれだけ勝ち星を挙げられるかは未知数な部分が多い。仮にある程度成功したとしても、戸郷が二桁勝利をしないことには優勝のボーダーラインに達しないからね」と背番号20の完全復活を優勝への必須条件に掲げた。
また、ライバル球団関係者も今季の要注意人物として右腕の名前を挙げる。「外国人選手のデータは当然気になるけど、戸郷がどのような状態になっているかは開幕までの期間で一番重要なポイントになってくる。シーズンを通して警戒する投手に値するかどうか、見定めなくちゃいけないので」
重圧も責任もすべて背負ってきた巨人投手陣の若き大黒柱。本来の力強い投球が取り戻せればタイトルを総なめにできる実力は十分にあるだけに、V奪取の原動力となれるか。












