巨人の田中将大投手(37)が22日、ジャイアンツ球場で自主トレを公開した。楽天から海外FA権を行使した則本昂大投手(35)も今オフ、巨人へ移籍。2024年まで古巣で同僚だった2年先輩の右腕は、則本と再びチームメートになり「聞いた時はもう本当にびっくりしましたよ。でもまた一緒にやれるっていうのもまた縁だと思うんで、彼(則本)に負けないように僕も頑張らないとっていう気持ちですね」と目を輝かせた。
昨季は先発ローテが機能せず、リーグ3位に終わった。26年シーズンの雪辱を期すため今オフは先発候補の積極補強にも踏み切り、フォレスト・ウィットリー投手(28=前レイズ)、ブライアン・マタ投手(26=前レッドソックス傘下3A)、スペンサー・ハワード投手(29=前楽天)の助っ人3人を獲得。その一環として先発のみならず、救援も含めた両面を担える則本とも3年総額13億円(推定)で契約を結んだ。
田中将と則本は13年、楽天時代にともにリーグ優勝、日本一を経験した間柄。2年ぶりのリーグ制覇、そして14年ぶりの日本一を目指す今季の巨人にとって、2人の〝日本一経験者タッグ〟は戦力面のみならずチーム全体に与える好影響も小さくない。
特に期待されるメリットが、若手投手陣への波及効果だ。これまで以上に競争が激化する一方で、経験値の高いベテラン2人がそろい踏みしたことで若手にとっての「教材」が一気に倍増したとも言える。
チーム関係者の一人は「日本一を経験しているベテラン投手が2人もいるのは、若手にとって〝生きた教材〟が増えるようなもの。競争が激しくなる中で『自分もレベルを上げなければ』という意識が自然と高まるはず」と話す。若手投手の一人も「実績や経験を積み重ねてきた方々なので話を聞くだけでなく、日々の取り組みを見て学べることも多いと思います。練習への向き合い方やCSに入った時の準備、メンタルの保ち方など吸収できることはすべて吸収したい」と春季キャンプを前に意欲を示した。
日本一を知るベテラン2人が並び立ち、これで一気に〝ダブル教材化〟。手本となる存在が今までの2倍以上に増えたG若手投手陣が、どのような成長曲線を描くのか。その影響力はシーズンを通じて注目されそうだ。












