当然のように駆けつけた――。ソフトバンクの今宮健太内野手(34)が22日、福岡・宮若市で自主トレを公開。寒波襲来で冷え込んだ中、打撃投手として腕を振る元守護神の姿があった。
ソフトバンク、DeNAでプレーし、昨季限りで現役を退いた森唯斗氏(34)。通算127セーブを挙げるなど2010年代のホークス黄金期を支えた右腕で、2人は同級生以上の強い絆で結ばれている。かけがえのない盟友がこの日も駆けつけ、練習を手伝った。
今年7月に35歳を迎える今宮は昨季、度重なるケガで離脱を繰り返した。その隙を突くように、野村が「強打の遊撃手」として台頭。すさまじい勢いで昨秋には侍ジャパンにも選出された。千載一遇のチャンスをつかみ取ろうと勢いに乗っている。今宮自身が先輩選手の故障などの有事で出場機会を得て頭角を現した。それだけに一気につけ抜けようとする才能の脅威を誰よりも知っている。
「昨年たくさんケガした中で今年はどうなるのかなって、ちょっとネガティブになったところがあった」――。弱気な気持ちを奮い立たせたのが森氏だった。このオフ、何度も足を運んで支えてくれたという。「こういった自主トレの中でいろんな話をしていく中で『健太には本当に一年でも長く頑張ってほしい』『お前ならやれる』ということを言ってもらったり、そういう話をしてくれた。おかげで、自分なりに思いっきりやれるところまでやろうかなという思いがすごく芽生えた。士気を上げてもらったことをすごく感謝している」。
プロ野球史上初となる14年連続「開幕ショート」を誓う今季。開幕スタメンを勝ち取れば、地位復権の確かな流れに乗る。スイッチを入れてくれた盟友へ、恩返しのシーズンが始まる。













