ヤンキースOBでブルージェイズ時代の2015年にア・リーグMVPに輝いたジョシュ・ドナルドソン氏が、タリク・スクバル投手(29)と年俸調停に至ったタイガースを批判した。

「ニューヨークポスト」紙は12日(日本時間13日)、「元ヤンキースのドナルドソン、スクバルとの交渉でタイガースを痛烈に批判…『ゴミのような組織だ』」との記事を配信した。

 ヤンキースの三塁手として活躍しメジャー279本塁打を誇るドナルドソン氏は「少し遅れたけど、スクバルの調停ニュースを見たよ。タイガースが大失敗だって。スクバルは3200万ドル(約50億8160万円)を要求している。デトロイトは1900万ドル(約30億1720万円)を提示している。ゴミのような組織だ」と自身のX(旧ツイッター)につづった。

 同紙は「29歳のスクバルはア・リーグのサイ・ヤング賞を2年連続で受賞し、野球界のトップ投手の一人としての地位を固めている。過去2年で防御率2・30、31勝10敗という驚異的な成績を残した」と左腕の非凡さを強調。「スクバルは、2015年にデビッド・プライスが記録した1975万ドルという、調停資格のある投手としては最高年俸の記録を破ることを目指す」と今後の見通しを伝えた。

 さらにドナルドソン氏について「元ア・リーグMVPのドナルドソンは、ほとんどの人よりも仲裁手続きの仕組みをよく知っている。2015年オフにドナルドソンとブルージェイズは、彼が1180万ドルの金額を提示したのに対し、球団が1135万ドルで反論したため、合意に至らなかった」と調停の経験者とした。

 結局、ドナルドソン氏は2018年シーズン中にインディアンズ(現ガーディアンズ)にトレードとなったが、同紙は「これはスクバルにとってあり得る結果だ」と予想した。実際、スクバルとタイガースが年俸でもめていることは昨年から公になっており、トレード候補として名前が挙がっていた。

 またタイガースOBのキャメロン・メイビン氏も、スクバルにヤンキース移籍を勧めた。「タイガースは明らかに彼に報酬を払いたくない。そうでなければ、すでに払っているはずだ。…彼らは、スクバルに相応の報酬を支払うのは賢明ではないと、自らを正当化、あるいは納得させようとしているに違いない」とタイガースフロントを猛批判した。