鉄人・小橋建太(58)が今年のマット界を占った。「東京スポーツ新聞社制定2025年度プロレス大賞supported byにしたんクリニック」の授賞式が7日、都内で行われ、特別選考委員を務めた小橋も出席。女子選手として初の最優秀選手賞(MVP)を獲得したスターダムの上谷沙弥(29)ら受賞者に激エールを送り、今年ブレークしそうな期待の新星を挙げた。

 ――2025年のプロレス大賞は上谷がMVP、Sareeeも女子で初の三賞を受賞し、授賞式は例年以上に華やかだった

 小橋 そうだね。女子レスラーがこれまで入ってこれなかった領域に入ってきた。プロレス界も転換期を迎えたということ。その歴史的な瞬間に選考委員として立ち会えたことに感謝している。

 ――上谷は男女の枠を超えてマット界の頂点に立ったのだから、周りの見る目も変わる

 小橋 まずはケガに気をつけること。トップとしてのプレッシャーもあるだろうが、彼女はトップとしての自覚を持っている。さらなる成長が楽しみだね。

 ――授賞式では早速、OZAWAとやり合っていた

 小橋 もう男女は関係ない。Sareeeもそうだけど、これからは男子の領域にもどんどん踏み込んでいかなきゃいけない。OZAWAも女子の挑発をウエルカムで受ける懐を持っているからね。女子にMVPを取られた男子の「取り返したい」っていう意地もあるから、今年は男子も盛り上がるはずだよ。

 ――1・4東京ドーム大会で引退した棚橋弘至もねぎらっていた

 小橋 引退前日に電話しようと思ったんだよ。「今の棚橋弘至を出してほしい」って。でも集中している時期だし、電話はできなかった。試合はその通り、今の棚橋弘至を全部出したね。本当に気持ちが伝わった。今日は「お疲れさま、頑張ったね」と伝えたよ。

 ――同大会でデビューしたウルフアロンはどうだった?

 小橋 あれだけ注目されて、ましてやあの大舞台。そこで物おじしてなかったのがすごい。本当に初めてなの?って思った。思った以上にゴツイ印象で、自分の動きをしっかりつくっていた。何より、プロレスに対する思いを感じた。プロレスラーとして間違いなく伸びるよ。

 ――今年ブレークしそうな若手は

 小橋 ノアの小田嶋大樹(24)と、ノアに参戦した米国人のタイタス・アレクサンダー(25)に注目している。ともに技術がしっかりしており、今年はシングルのベルトを狙える。それと最優秀タッグ賞を取ったノックアウト・ブラザーズの2人。動きも風貌もマイクもいい。OSKARは昔から俺に憧れていたって言ってたから激推しかな(笑い)。