ベイビー。もっと俺を汚い言葉で煽ってくれよ――。ドジャースからフリーエージェント(FA)となっているキケ・ヘルナンデス(34)が米ポッドキャスト番組の「Baseball&coffee」に出演。歴史的名勝負となった昨秋のワールドシリーズ(WS)で世に放たれてしまった、山本由伸投手の「言ってない名言」を手放しで称賛した。

 山本はWS第2戦の先発登板を前にした会見で「何としても負けるわけにはいかないので」と発言したが、これを通訳が「Losing is not an option(敗北という選択肢はない)」と〝超訳〟。独り歩きしてしまった男前すぎるフレーズは、結果的にドジャース全体を大いに鼓舞することとなった。

 キケもまた、この「言ってない名言」にシビレてしまった1人。番組内で山本を何度も「ウイナー(勝者)」と呼び、以下のように振り返った。「会見で彼の『Losing is not an option』って言葉を聞いた時には鳥肌が立ったよ。『オー、ベイビー。もっと汚い言葉で俺を煽れよ。マジでこいつ最高だぜ』ってね。それがヤマなんだ」。

 山本はオリックス在籍時の7シーズンで、計3回のリーグ制覇を中心選手として経験。ドジャース移籍後も2年連続でワールドシリーズの頂点に立つなど、まさに「令和の優勝請負人」的存在だ。キケは「彼は日本とアメリカのキャリアの9年のうち、半分以上で優勝を経験している。こいつは本物のウィナー(勝者)だ。行く先々で勝ってきた。WBCも制した。とにかく勝者なんだ」と山本の勝者のメンタリティーを全面的にリスペクトした。