元ヤンキースのスーパースター、アレックス・ロドリゲス氏(50)が落選が続いている殿堂入りに対する思いを打ち明けた。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が28日(日本時間29日)、報じた。
「最初の40年間にはなかった人生を今の私は送っている」と語ったロドリゲス氏は「もし殿堂入りしたら、不思議なことに、心が空っぽになってしまうだろう。今でも大きな痛みを抱えているだろう…。今の人生の方がましだ。なぜなら今の人生は、私がやるべき多くのことを解き放つ助けになったからだ」と告白。殿堂入りを逃している事実を静かに受け入れた。
ロドリゲス氏は歴代5位の696本塁打、通算3115安打、3度のMVPなど申し分のない実績を残しながら禁止薬物使用などで2014年に出場停止。これまで4度の米野球殿堂入り投票はいずれも35%前後にとどまり、75%の当選ラインには遠く及ばず、薬物使用の代償を強いられている。
出場停止中に心的外傷セラピストと臨床心理士に出会った。最初は「『うわっ、一体ここで何をしているんだ? こんなの全く意味不明だ』って思ったよ」というが「でも、続けていくうちに、それが本当に良い方向に作用し始めたんだ。物事を別の視点で見ること、そして自分の過去を振り返ること。決して被害者意識ではなく、自分の行動を理解し、そこから学び、二度と同じことを繰り返さないようにするんだ」と心が解放され、今は充実した日々を過ごしているという。
殿堂入りができなくても、それ以上の〝安らぎ〟を手にしたようだ。











